マンション、買っちゃおうかな−新築・分譲マンション購入ガイド

 

物件の探し方

 

インターネットで情報収集

物件情報を掲載しているホームページにはさまざまなタイプがあります。

ひとつは不動作情報のポータルサイトです。ポータルサイトでは自分の希望条件で物件を検索することが出来ます。ここだけは譲れない!というこだわりなどがある人には大変便利な機能です。

もうひとつは不動産会社のホームページです。その会社の取り扱っている物件情報が閲覧できます。また、その企業の会員だけに向けた物件情報などを発信している会社も少なくありません。すでに気になる物件がある方にオススメです。物件やモデルルームの場所や地図なども掲載されているので、これから見学したいという方にとても便利です。

 

折り込みチラシ・広告・不動産情報誌

新聞の折り込みチラシや電車の中吊り広告、住宅情報の専門誌などさまざまなところで新築・分譲マンションの情報を得ることが出来ます。しかし、広告には注意しなくてはいけない点があります。

 

完成予想図・間取り

チラシの中でまず目に入ってくるのが完成予想図です。ここで心が動く人が多いでしょう。しかしここで注意をしなくてはいけないポイントがあります。

 

背景が書かれていない

チラシではイメージが重要になるので、建物の外観、共有施設などを目立つように書かれ、周囲や背景が書かれていないことがあります。実際に行ってみると近くに工場があって煙突から煙が出ているのが見えている、なんてこともあります。完成予想図に背景や周囲の様子が書かれていないときは何かあるかも、と思っていたほうがいいでしょう。

 

案内図

チラシに案内図が載っている場合があります。現地の場所やモデルルームの場所が載っていますが、中には現地の表示がなくモデルルームの位置しか出ていないなんてこともあります。近くに住んでいる人なら多少わかるでしょうが、土地勘のない人はモデルルームと現地を見間違えてしまうこともあります。案内図に現地の位置がない場合はチラシの「物件概要」というところをチェックしてみましょう。そこに現地の所在地などが書かれています。

大きく「駅から徒歩5分」と書かれているものも多くあります。物件情報に書かれている徒歩にかかる時間は法律によって「1分=80m」と決められています。歩く速度は人により様々なので、実際はもっと時間画家勝てしまう場合もあります。また、この徒歩の時間には信号や上り坂などは考慮されていないので、実際にかかる時間は多くなってしまうのがほとんどです。チラシを見る際に分数が書かれている場合は駅からの距離と考えましょう。

 

物件概要

不動産はとても高額な買い物です。それゆえに取引に不明なところや不備な点があってはいけません。そこで、「宅地建物取引業法」、「不正景品類及び不動表示防止法」、「不動産の表示に関する公正競争規約」で不動産の広告に関する規則を定めました。先ほどあげた「1分=80m」も法律で決められた表示です。

物件概要は、その法律で掲載しなくてはいけないと定められている項目が書かれているところです。たとえ広告する際に不利になるような内容でも必ず書かなくてはいけないとされているので、そこにきちんと表記されています。完成予想図などでいいイメージだけ膨らませすぎないように、物件概要もしっかりチェックしておきましょう。